마녀와 강아지의 왈츠3

요우쨩치카쨩出会

最早ようりこじゃなくて, 桜内さんの부모バカ日誌になってんじゃんという自覚はあります

都合上シリ-ズにしましたが, 多分ちゃんとした完結にはならないといます基本一話完結, 面白そうなネタをいついたら, ちょくちょくじでの不定期更新になるかといつのにやら更新されずにフェ-ドアウトする予感いにしますが……)

-

 

 

요우出会ってからというもの, 리코生活きくわった

悠久きる魔女である리코には時間という概念はほぼないにしいそれは리코奥底厭世的生活ることで拍車かっていたりなければ, 々の盛衰, 々のらしの発展, 技術進歩といった時代的時間推移ないることもじることもできなければ, それはないも同然なのであるだから, よくえば平穏, えば惰性的らしていた리코だったが, しかし, 요우存在がそれをえた

めてのハイハイめての離乳食めてのまりめてだらけのことを経験しながら, 成長していく요우姿, 奥底じこもっていた리코歳月というものを再認識させたかの成長をほとんど最初から見守けることは, 리코にとってめてのことで, 無論それはにどう対処するべきか, 리코いに狼狽させたが, 요우存在리코無味乾燥生活色鮮やかにしたのはかだった

めてった言葉, 自分名前んでもらえて歓喜したり友人악마요하네あれは最早狂喜沙汰だった, めてけるようになった요우すごい! 天才! 요우쨩天才!とベタめしながら光魔法応用でぱしゃぱしゃと写真ったり요하네魔法をそんなことに使ってんじゃないわよ……」れた, めて요우夏風邪寝込んだには, 요하네いて욧쨩, あげるから요우쨩して……!なんてかなりアブない発言をしたり勿論요하네ふざけんじゃない! ちゃんと看病すりゃるわよ!一蹴したが)。

요우にとってのめては, それを見守리코にとってのめてでもあり, 리코요우二人暮らしはエピソ-ドがるほどにやかなものだった

そんなこんなで, 부모バカという言葉ではりないほどの부모バカを十分発揮した리코過分愛情けつつ, 요우きな怪我病気もなくすくすくと――そして, 리코요우めてから四度目のこと

 

요우はまたあるめて体験することとなる

 

 

 

 

 

夕飯えたかな時間だったロッキングチェアにった리코요우めて, 絵本かせていた舞台にした三人勇敢船乗りのお絵本, 요우四歳誕生日리코ったものだある絵本でも, その物語요우一番のおりになっていた

 

かじをとれ, さあ出発, 船長いましたはどこまでもいていて, わりはありませんらの未知なる冒険ここにまったのです

 

糸車丁寧手繰るようならかな口調朗読しながら, 리코요우きしめる右手, 々ぽんぽんとおいてやるこうしていると, 요우かくていて, 리코かな子守唄にとろりとってしまうのだ)。

暖炉のぱちぱちとぜるしく空間たしている, ゆったりとした時間ごしていると, それまで絵本文字をなぞる리코指先をじぃっといかけていた요우不意げたをぴくぴくっとかすちょうど今湖からげたような純粋, 不思議そうなつきをやったその様子づいた리코はすらすらといでいた物語, 요우쨩? どうしたの?いかける요우리코見上げて, えた

 

なんかね, へんなおとがきこえるの

?

 

리코ねると, 요우はこくりと。「から?とまたくと, またこくんと리코요우けた視線辿るように, はもうがどっぷりとんでになっている動物もせず, とてもかだった리코には요우などこえなかった리코しくった

これがもし普通どものうことであれば, のせいではないかでませたかもしれないが, しかし요우獣人である五感普通人間何倍리코はなんだかになった半分魔女としての直感だったのかもしれないそれで, 絵本朗読中断, 様子くことにした

요우のことはお留守番させておこうとったのだけど, -ちゃんもいく-!とマントをってくるから, 仕方なくっこして, 一緒へと

 

森然としていたならかなりがして, 動物たちのこえ, がいないしさもれられるような自然的活気があるが, 時期さのおかげで動物植物問わずありとあらゆる生物のエネルギ-らせている

目線げると, 黄金金貨のようにいていた魅入らせる魔性きだいてれているから, そのきが一層強じられる리코はその, そういえば, 요우つけたときも満月だったとした

 

どっちからこえるの?

あっちだよ

 

さな人差でぴょこんとしたのは, だったますます요우つけたなるようである生憎今回妖精のいたずらはないけれど

薄暗闇, すっかりとなった々の合間리코ているおかげで, 視界かないということにはならなかった

めていくと, 요우をひくひくとしめる

 

においもする-

どんなにおい?

 

리코ねると, 요우-っとねとちょっとえてからえた

 

のにおいじゃないの리코쨩のにおいじゃないのなんかがそわそわするの

 

ってきた요우草木いにもいにもれている地面いっぱいに薬草れるひと毒草いもけるし, 数十-トルれたいすらもって, それがどの動物であるかも瞬時にわかってしまうその요우いだことのないにおい一体何なのだろう리코はほんのしだけ警戒心めて, めた

やがてづくにつれて, 리코にも요우っていたこえめるざりっ, ざりっ, いものをるようなである요우好奇心すようにひょこひょこぴくぴく리코かあれば요우れるように魔法発動準備をしつつ, 慎重づいていく

々のっていくと, やがて, 水面のようになったそして, その湖畔でしゃがみこみ, ざりっ, ざりっとかをろす人影

 

!

 

리코くさせたではない人間のようだだが大人にしては人影さすぎたどもかしかし, こんなどもがこんなところにいるというのはおかしいこのくに人里はあるとえばあるが, ここは魔女たる리코そのことは周知事実として近隣にもられているらぬりなし, 大人昼間づくことすら躊躇うのだこのってくるのは, からやって, 魔女する一切知らない無知人間ぐらいである

では, 리코にいる人影なのだろうにしては, 大掛かりな荷物っている様子えない旅人偶然迷んだというそうだ

もしかしたら, あれはではないのかもしれない魔物という可能性もある

리코表情しくして, 요우姿をマントでまでわれてしまって, 視界われた요우抗議するように-身体をもぞつかせたが, 리코かにしててという意味合いでひとですると大人しくなったそんな요우리코一瞬目元めてから, またして, 人影やった

 

「――だれ

 

리코普段요우けるものとはにならないくらいに音程, 人影へと言葉した人影みの現場られた盗人のように, 身体ねさせた

 

この, なの

 

리코はざっとわざと足音かせて, 人影へとづく人影がかたかたとめるからん, っていたものがちるれば, それはスコップのようであったにも人影にはおたまや, いたバケツなんかががっている리코しくいながらも, さらに言葉した

 

えなさい

 

その語調命令され, 人影える様子せながら, ゆっくりとった

 

「…………, ……」

 

月明かりの, そのわになるみかんピンクそれ以外特殊種族すような身体的特徴はない魔力人並程度しかじられないから, 魔族でもないらしいはおそらく요우じくらいだろうって普通人間どもだった魔物ではないかとった리코最悪예상, それにかな安堵いたが, しかし, 何故子どもがこんなにという疑問がやはりった

それをいただそうと, 리코きかけた, 恐怖かべていたピンクの決壊した

 

「…………ああああああん, おかあさああん, しまねえええ, みとねえええ!!!

ちょ――」

 

いきなりばれて, 리코狼狽えた

――だが, いてしまったのも当然だった

本人自覚はないが, 真顔리코いのであるなおかつそれでしている誰何されたら, 結構怖いのであるマントという如何にもな格好をしていたのも加算ポイントだまあ, 리코ったしてしまったのは, 요우がいたからで, ろうとする부모のように外敵への警戒心くなっていたためなのだが……そんな事情はともあれ, さっきの리코, 五歳どもをガンきさせるくらいには超怖かったのである

 

まじょおおおおお! たべられりゅうううう!

, べないから!

にんげんってのはこどものにくがいちばんやわらかくていいんだよねえふへっへへへ……とかいわれながらたべられりゅううう!

だから, べない! というか, 人間世界でののイメ-ジそんななの!?

 

, どうすればいいのかわからず, 리코はひたすらおろおろした

って, りきった리코だったが, どもの反応したのか, 리코요우がもぞもぞしめて, ふと요우いた, いつもどうしているかをした

そうだ! これしかない!手頃方向ける。――この, もし악마でありながら악마とはえないほどの常識的かつ良心的리코友人がこのにいれば, それを発動させるのをめられただろうけれど, 残念ながらこの, 그녀はいなかった, 리코魔法まれることもなく, 発動されたされてしまった

途端, がぼこっとがる

 

あああああ……ふえ?

 

異変づいて, ぶのを一時中断する

でぼこぼことざわざわざわっとむらでくような葉擦れの

たっぷりと時間けて, それは誕生した

 

「――…………ォオ

 

いた状態まれたそれは, さくともおくような産声として, その大柄身体をのっそりとがらさせた

どもの細腕なら, 造作もなくへしってしまいそうなごつごつとしたどんな業物でさえ, けないような分厚胸板くたびに地響きがこえそうな々たるびて, その姿はさながらへの侵入者撃退するゴ-レム――かつて, とある악마もし真夜中にこんなものと遭遇したら, 悲鳴気絶のコンボはれないした草人形のく-ちゃん, そいつである

だがこれは, ただのく-ちゃんではなかった四年前よりもさらに試行錯誤えて, 進化したニュ--ちゃんなのだったをさらにっぽくするためにっぱと小枝したスカ-トをさせてあるしマッチョすぎる体躯のせいで, スカ-トではなくてアフリカかどこかの戦闘民族腰巻きと表現したがしっくりくるのだが, 子守唄えるように発声機能だってけてあるまだまだ試行錯誤中, 超低音ヴォ…………」みたいなしたようなしかないのだが)。

このニュ-タイプな草人形友人요하네すごいでしょ? 頑張ったんだから!せてあげたところ, 苦虫したような……ふうん……そう……」なんて微妙なリアクションしかえなかったのだが, しかし리코はこのく-ちゃんは出来だと自負している요우かれてしまったけれど, あれはソレだ対象年齢しずれていただけなのだその証拠, やく-ちゃんは요우一番相手にだってなっているだから요우とほとんどわらないはずの, このにだって, きっと有効いない

ひとまず리코がく-ちゃんにパ-ティ-プレイ一発芸指示しようとするしかし, そのになって, かになっていることにづいた

さすがく-ちゃんどもあやすのやっぱり得意だなあ, なんてやや自画自賛めいたことをえていると, 沈黙していた身体がふらっとそして, どさりと地面れた

 

「…………, あれ?

 

気絶していた

 

 

 

 

 

 

マントの様子になってになって仕方がないのか, もぞもぞごそごそしていた요우地面ろす리코はくったりと意識ったこし, 身体をざっとてみた出血するような怪我をしている様子はない幸運なことにたちにわれはしなかったらしいしかし, 々とした見受けられたにでもけたのか, 衣服はぼろぼろになっていて, 指先さにかじかんであかぎれができている

それから, 리코をやった時期凍ってしまっている水紋ひとつないらにしい氷上その氷上, 何事かをやっていたところでは, 氷面かにがあったかしようとしていたらしいとはえるが, それがかはわからない

何故, ども一人でこんなにまでたのかこのをしようとしていたのかその真意本人くしかなさそうだ

 

ねえねえ, 리코쨩, このだあれ?

 

요우がとことことづいてきて, 리코つめたまんアクアブル-興味津々だった

 

人間

にんげん?

そう, 人間

 

요우っていたいだことのないにおいというのが, 人間いだったことを리코はもう理解していた

としてとされてから, 요우はこのからたことがないにいるえば, 리코召喚される요하네だけで, 人間とは出会ったこともなかったのだそうえれば, 多種多様種族存在するこの世界人口くポピュラ-人族にさえったこともなく, 反面稀少種族とされる魔女악마にしかまでわったことのなかった요우, とてつもなく奇特ちをしているとえる

 

요우쨩みたいにきなお尻尾もなくて, 욧쨩みたいにおべるようなもないでしょうこういうのことを人間っていうのよ

리코쨩とおんなじ?

 

요우がこてんとげて리코苦笑したかに리코にも尻尾えていないが……。

 

ともいがうでしょう

 

리코がそううと, 요우理解したらしい

 

리코쨩のにおい! おなかがすくにおいだもんね!

 

どういういなのだろうんでいいのだろうか리코一瞬判断ったが, 요우がきらきらしたをしつつ, 尻尾をぽふぽふるから, うん, はともあれ今日もうちの子可愛……えるのを放棄した

そんな茶番のしつつ, 부모バカな魔女無邪気わんこ, プラスで草人形をビビらせてしまったことをきずっているのか, ちょっとんでいる様子かけによらずはナイ-ブなのだ一行気絶中をパ-ティ-えて, 帰路いた

 

 

 

 

 

っても, 毛布んで, 暖炉安置させたから요우れず, りをくるくるといて, くんくんといをまるで本当のようである

そうして, 数分経った, ようやく目覚めたもぞり, 身動ぎして, , むう……?, そして, ちょうどんでいた요우とばっちり

 

「…………」

「…………」

 

数秒, 無言つめった二人だったが

 

「……, ふまああああ!?

 

仰天したいきなり間近でそんな大声されていた요우きゃん!?けない悲鳴げて, てて리코背後へとげる리코苦笑いしつつ, 요우をよしよしとめながら, やった途端, はメデュ-サにつめられたようにまったぷるぷるとえて, がまたじわ……としてくるまたべられりゅうう!ばれないように, なるべくしい声音意識してけた

 

きた? 平気?

 

ひう, ませる

 

, たべ――」

べないべないから

だって, このったら, まじょのおなべでことことにられて, ぱくぱくたべられちゃうんだぞ-って, 美渡ねえいってたあ……」

 

치카, べられちゃう, おいしくないのに, べられちゃうぅがめそめそここまでえられると, さすがの리코きたくなってくるその, 리코ろにれていた요우がひょいとした

 

「……리코쨩, そんなひどいことしないよ?

「……ふぇ?

리코쨩はまじょさんだけど, やさしいまじょさんだから, ひどいことはしないんだよ?

 

れた요우つめた

 

「……ほんと?

うん, 요우쨩がほしょ-してあげる

やさしい……まじょ, さん, なの?

 

そこでがおそるおそると리코てくるので, 리코, もちろん!いたはまだえがらない様子ながら, 「……じゃあ

 

 

「――みずうみのをちょっとだけ, , わけて, くだひゃい……」

 

 

予期しなかったおいに리코?したしかし, そんな리코他所, 少女はたどたどしく事情した

 

少女名前치카というらしいけた海沿いの港町からたそうだ港町からここまでとてつもなく距離があるというわけではないけれど, ども一人気軽れるようなさではないそれでも, 치카をこさえてまでやってきたのは, 부모ったせいだった

十日程前, 치카부모はなんの予兆もなく家事途中れたそれ以来ずっと高熱いていて寝込んでしまっている原因不明, 医者にさえげられた容態くなって, 치카はもしかしたらおさんがんでしまうのではないかとえた二人そうとあちこちたっているが, まだ치카にできることはなかったどうすればいいのかわからなくて, さんがいなくなってしまうかもしれないのが……そのしたのださんがってくれた魔女伝説

 

伝説?

 

리코ねると, 치카はおずおずと首肯した치카리코った伝説内容はこうだ

 

――港町から方角, らなくなった古道むと, いのだが, そのってはいけないそのにはろしい魔女んでいるからだ魔女何百年からそのにいて, とあるものをっているへとんだにあるつのしい魔女はそれをっているのだその魔力, めば身体はみるみる若返, どんなもたちどころにってしまうその神秘めて, かつてくの々がへとったが, ってはなかった魔女もうとする魔法ってしまったのだだから, にはしてってはいけない魔女領域ってはいけない……。

 

, 치카した内容年齢さのために若干言葉簡易になったり, 説明不足になったところもあったが, 大体そのようなものだった

伝説かせてもらった리코, まあ々とうところはあったものの, ふうん……, むようなポ-ズを, それからんだ

 

(……, そんな伝説初耳なんだけど!?

 

리코쨩, すご-, 簡単んでしまった요우無邪気なコメントをしてくるが, 反面리코きつらせざるをなかった

 

あの……치카, ちゃん? とてもいにくいんだけどね?

, あの치카のたからものってきたので, これとこ-かんでっ

 

ポケットから綺麗貝殻して, それをしてくるがそんな大事なものはえないからねとやんわりする

 

というか, そのにその伝説いたくないけど, それ……デマよ

でま?

 

치카がわからないとばかりにげたので, 리코簡単言葉した

 

しくないってことあのには特別なんてないわごくごく普通としては重宝しているけれど, んでもわったことはこらないもの

 

おそらくその伝説, どもが冒険心るのを抑制するための創作리코当然ながら伝説られるようにってきたたちに魔法使ったことなどないが, 何故々にはアンタッチャブルな存在としてれられているこれは리코れられているというよりも, 単純魔女という肩書きがれられているのかもしれない)。々はこのにはづこうとはしないし, その習慣どもたちにも浸透させていることは容易想像がつくそして, その方法として伝説いたのだごなしにには魔女がいるからってはいけないわれるよりも, 魔女さをられる効果いのだろうのことは, をよりどものりやすくするためにまれた物語的要素だとわれる

だが, 今重要なのは伝説創作された理由などではなく, 神秘だったであろうなくとも, 치카にとっては

부모けられないと理解して, 치카恐怖ませていた今度しみでらした

 

じゃ, ……じゃあ……おか, あさん, ……」

 

その言葉えたしゃっくりをしながら, えぐえぐとめる

요우치카しみに共感してか, くぅん……かにいたそうして, 리코見上げるいやることのできるアクアブル-리코さくした。「大丈夫요우でてやる

요우리코のことをしい魔女ってくれたならば, そうりたいとうのが, 大人としての矜持であろう

리코치카にしゃがんだ目線わせて,

 

치카쨩

 

名前치카はほっぺもでびしょびしょにしながら, げたには, 膝小僧にはんだ부모のためにこんなへやって, しいしいそんな切実いをえてあげなくて, しい魔女

 

치카쨩のおさんのところへれてってくれる?

 

 

 

 

 

満月, つのシルエットが

かられば, 逆光となって, まるで絵本影絵のようにしかえないだが, もし, 偶然誰かがふと見上げて, そのシルエットを目撃したとしたら, すぐにそれがって魔女姿だとわかっただろうそれほどに典型的なイメ-ジにぴったりとてはまるような光景だった

霊的満月地上はなく, しかし上空のちぢれれるいた水晶らばらせたような々が, てるそして, そんなにはきもしないさを々と魔女がいるはためくマント魔法行使った魔力軌跡のようになってきらきらとその姿はまるで箒星のようだ

がいれば, われ, わせて, ぞくりと鳥肌ててしまうほどに, しい, そんなシルエット

これで柄先黒猫がお行儀よくおりでもしてたら, より一層らしいのだが, 残念ながら黒猫はいないそのわりに리코にすっぽりとまれるさな存在つある

 

ふああああああ!

すっごおおいい!

 

치카요우感激がびゅうびゅう리코いた。「たかい!」「はやい!とまるで阿吽呼吸のように二人。「ちゃんとまっててね리코注意すると, うん!二人元気なってってきた

々をにして, 夜風速度はかなりているが, 요우치카二人はきゃっきゃとしそうなげている

港町かりがくにえていたもうもなくくだろう

ろに, おでこが丸見えになっている치카리코쨩って!夜風けないようにきなった

 

리코쨩って, すっごいまじょなんだね!

 

それに返事をしたのは, 리코ではなく요우だった치카けずらずきなうん!

 

리코쨩はね, せかいでいちばんすごくてやさしいまじょなんだよ! 요우쨩はそんな리코쨩がだいすきなんだっ!

 

리코しくなって, さらに速度げた二人歓声夜空いた

 

 

 

 

 

昼下がりの時間にはいがっていた

리코がミトンをはめたでオ-ブンを, むと, いい塩梅にタルトレットのけている鼻孔をふわっとでるようないバタ-리코しげに鼻歌いながら, それをした本来なら完全めるまでたなければいけないのだが, 時間短縮冷却魔法でさっとましてしまうめたにカスタ-ドとクリ-ムをんだものを渦巻てのれたら, をむいたみかんをつずつ丁寧せていく仕上げにりのためのセルフィ-ユをちょんとせれば, みかんタルトレットの完成である

ふう, 満足してげた리코, 窓際背中ける악마った

 

「――人好

 

그녀がそうったのが, 勿論菓子作りにしてのことではないということを리코理解している욧쨩われたくはないんだけどなあ, いつつ, 리코えた

 

だって, 요우쨩のことしい魔女ってってくれたんだよ? そりゃ頑張りたくもなるじゃない

 

れと相好しながら리코, 요하네「……부모バカね評価えた

요하네っているのは, 当然ながら리코치카부모したことだったしぶりにこのにやって요하네「……あれなに?しげなしたので, 事情説明をしておいたのである

 

あの, まりった到着した리코, 치카案内したにこっそりと侵入, 치카ているうちに, 治癒魔法使用した魔法素早いて, 寝汗きながら, うなされていた치카顔色やかになり, 規則正しい寝息へとった

부모治癒したことに치카すごい! まるでまほうみたい!々とんちんかんなことをんで, そのったのだろう치카らしきおそらく치카美渡ねえんでいた大声出すんじゃない! さんの具合悪化したらどうすんの!?のこと注意できるのかとりたくなるほどの怒号, 部屋ってきた反射的透化魔法発動したことで, うじて리코요우姿られることはなかったが, やしかけたことにはいない

てゆうか, あんたどこってたわけ!?られながら, 리코쨩とかまほうでとか치카相手をしている, 리코요우れて, こっそりとからげたやましいことをしたつもりは毛頭ないが, 리코して, あのような伝説流布しているくらいである厄介なことにならないように, 魔女姿大人つかるのはけねばならなかった

 

そんなわけで, 치카のその経過をちゃんとることもできずにってしまったのだが, 後日聞いたでは, 翌日には日常生活支障がないくらいに全快したという치카二人ってげたが, 結局医者にも回復した理由はわからなかったらしい(『魔女けてくれたのだという치카説明, どもの寝言としてじてくれなかったようだ)。

顛末としてはそうなったのだが, はもう後日談がある

리코としては치카けたことに見返りはめてなかったのだけど, それはわぬ리코――ではなく, 요우えられたそれは……。

 

~♪」

 

리코はご機嫌出来上がったタルトレットをテ-ブルへとびつつ, 同時魔法でティ-カップを用意しながら욧쨩べる?ねたすると, 요하네はわかりやすくめっした

 

「……, みかんいなんだけど

仕方ないじゃないあのたちがみかん大好きなんだから大人욧쨩我慢してください

 

部屋にはタルトレットに使ってもまだっているみかんが山積みになっている그녀からのお土産にはみかんの自生しないから, 요우数日前にそれをめてにしたのだけど, 一口食べてすっかりそのってしまったらしいではすっかり요우好物になっている

仏頂面になる요하네, 리코はくすくすとらすようにって, だよちゃんと욧쨩いちごのやつもってあるからったいちご, いて, 요하네表情がにわかにぱっとるくなったけれど, 리코がにこにこけてくるので, ずかしくなったらしい。「, ふん鼻息誤魔化そうとする

 

리리もなかなかわかってるじゃない

はどうする? 紅茶以外もホットミルクとか用意できるけど

 

리코ねると, 요하네-……」える素振りをせてから, いや, いいわった

 

タルトはお土産にもらってくから

ここでべていかないの?

 

요하네をすくめて, 視線をやった小春日和うにふさわしい, らかな日差しがちている

 

「……요하네타천사なのよ? 요우はともかく, あの人間요하네姿られるわけにはいかないもの

 

요하네視線そのかなだまりのでは二人少女っているのいい三角犬耳とふさふさとれる尻尾少女勿論요우だが, その요우一緒になって, けるような笑顔, みかん少女がいるでもない, 치카だった

치카回復して以来, 치카はこの頻繁れるようになっていたがいて危険だから, 치카쨩のようなどもが一人ていい場所じゃないのよ, 리코注意したものの, 치카はまるでさずだって, 요우쨩리코쨩いたかったんだもん!とぺかっとした満面笑顔してくるから, 리코はこのかせるのは無理だとった獣払いのおりをして, ってきていいとそうではない獣道えるのが, 리코にできる精一杯だった

以来, 치카三日一度ほどのペ-スで訪問してくるではすっかり요우ともけてしまった

――そして, 結局それが요우にとって, ひいては리코にとってこれ以上ない見返りとなったのだ

리코요하네って, 二人どもが無邪気んでいるのを, 意識するともなく, 口許しいみをかべる

何笑ってんのよ요하네怪訝そうにうので, 요우쨩にお友達出来てよかったなあって素直える

 

こんな場所だから, まで요우쨩友達って, リスとかうさぎとか動物ぐらいしかいなかったのよそれがちょっとだけ心配だったのこのまま요우쨩大人になるまで, 同世代友達一人出来なかったら, どうしようってってたんだ

 

ずっと一人厭世的生活ってきた리코だったけれど, 요우ってからは, この自分生活てていいのか, しだけんでいたどもには無論保護者必要だが, じくらい友達存在必要だろうとっていたためだ

리코요우のためにりて, そこに住居すこともえたでなら, んな, 요우経験をさせてあげられるしかし, それも리코魔女であるということが足枷になって, 決断にはらなかった。――だけど, , 리코みはらかくけた

 

おしゃべりできて, 一緒んでくれるお友達요우쨩にできて, すごくほっとしてるの友達って, かけがえのないものだから。……욧쨩もそううでしょ?

 

리코友人にややみのあるみをかべてえば, 요하네らして, 「……そう, かもね表面上では平静おうとしているが, 요하네がどこか気恥ずかしそうにもじもじしているのを리코見逃さなかった

요하네れない奥底らす리코のたった一人友人그녀がいなければ, 요우出会数百年もの, どれほど孤独しいものになっていたか, わからない

리코はふふっとまたみを

 

치카쨩치카쨩! , かくれんぼしよ!

うん! じゃあ, 치카やる-!

 

では二人どもの元気がしていた

 

――人間, 치카

요우めて友達となった

わくは, 그녀, 리코にとっての요하네のように, 요우大切存在になってくれるように리코はそうった

 

 

 

 

 

蛇足

 

「……ところで리리, きたいんだけど

うん? なあに?

「……部屋っこで体育座りしてる, あのデカブツ

ちゃんと, -ちゃんって名前んであげてよ

「……なんかさ, いつも以上にじめっとしてない?

요우쨩一番相手っていうポジションを치카쨩られちゃって, んでるんだよね

「……なんかキノコえてるんだけど

感情がすぐるタイプだから

「…………(ゆらり)」

うわ, こっち

「…………(じわり)」

うわっ, から汁出した!?

「……ヴァ…………」

, なに?

ヴォ……オォ……」

いや, そんなことっても, しょうがないでしょう

「……, , 

ああもう, くんじゃない! -ちゃん, あんたでしょう!? めそめそくな!

「…………?

, ごめんなさい

「(……会話成立してる)」

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